【東京】大学が運営する美術館9選♪ 大学ならではの専門性高い美術館が熱い!

東京には大学が運営している美術館があります。大学ならではの専門性を活かした企画、学生の創作意欲旺盛な作品展示などが魅力的です。入館料がリーズナブルな美術館が多いメリットもあります。

将来、美術大学や芸術大学に進学したい人はもちろん、美術館賞が好きな人はぜひ足を運んでみてください。若者の活気溢れる大学なら、ひと味違う美術館賞ができるかも。
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①【上野】東京藝術大学大学美術館
「東京藝術大学大学美術館」は、東京芸術大学美術学部構内にある美術館です。絵画、版画、彫刻、工芸品、建築、美術資料など、国宝・重要文化財32点を含む約2万8000件を所蔵。
大学美術館本館の展示室は、地下2階と地上3階。大学美術館本館には、学生食堂(カフェテリア)、画材店などもあります。
◆東京藝術大学大学美術館/東京都 台東区 基本理念は、わが国に前例のない実験的な美術館として機能すること。 駅情報:上野駅(東京都)、根津駅(東京都) サイト:https://museum.geidai.ac.jp/
②【東京・小金井市】武蔵野美術大学 美術館・図書館
武蔵野美術大学が運営する「武蔵野美術大学 美術館・図書館」は、アートからデザインまで多彩な企画展が魅力。所蔵数は40000点以上。デザイン研究の基礎資料など美術大学ならではの資料もあります。入場無料で一般にも公開されています。
◆武蔵野美術大学 美術館・図書館/東京都 小金井市 大学美術館として美術作品やデザイン資料などの収集と保存 駅情報:鷹の台駅(東京都) サイト:https://mauml.musabi.ac.jp/
③【多摩市】多摩美術大学美術館(休館中)
![]() 多摩美術大学 2025年版 |
![]() つくる図書館をつくる: 伊東豊雄と多摩美術大学の実験 |
![]() すてるデザイン 持続可能な社会をつくるアイデア[ 永井一史+多摩美術大学 すてるデザインプロジェクト ] |
![]() 大拙と松ケ岡文庫 鈴木大拙没後五十年記念/多摩美術大学美術館 |
「多摩美術大学美術館」は2023年3月をもって多摩センター地区での活動を終了。現在は休館しています。新たな場所でのリニューアル・オープンに向けて準備中だそうです。
◆多摩美術大学美術館(休館中)/東京都 多摩市 サイト:https://museum.tamabi.ac.jp/
④【杉並区】女子美術大学「女子美ガレリアニケ」
女子美術大学杉並キャンパス1号館1階にギャラリー「女子美ガレリアニケ」では、「社会とつながる」をテーマに展覧会を開催。年間で約8件の展覧会を企画するほか、ワークショップや講演会などの催しも。
女子美術大学相模原キャンパス内にある「女子美アートミュージアム」でも展覧会が開催されています。
◆女子美ガレリアニケ/東京都 杉並区 「社会とつながる」をテーマに展覧会を開催 駅情報:東高円寺駅(東京都) サイト:https://joshibinike.tumblr.com/
⑤【東京・八王子市】東京造形大学附属美術館(横山記念マンズー美術館)
東京造形大学のキャンパス内にある「東京造形大学附属美術館」は、横山記念マンズー美術館、ZOKEIギャラリー、CSギャラリーの3館で構成。イタリアの彫刻家ジャコモ・マンズーの作品展を中心に企画展を開催しています。
学生やアーティストが講師となるワークショップを開催するほか、大学院棟の「ZOKEIギャラリー」では学生や教員の作品発表も開催。建築家・白井晟一が設計原案の個性的な建物の美術館はとてもアーティスティックです。
◆東京造形大学附属美術館(横山記念マンズー美術館)/東京都八王子市 イタリアの彫刻家ジャコモ・マンズーの作品展を中心に企画展を開催 駅情報:相原駅(東京都) サイト:https://www.zokei.ac.jp/museum/
⑥【東京・渋谷区】実践女子大学 香雪記念資料館
実践女子大学創始者・下田歌子は、女子教育の先駆者でもあります。実践女子大学構内にある資料館「香雪記念資料館」では、江戸時代から明治時代に活躍した女性画家(徳山(池)玉瀾、梁川紅蘭、江馬細香など)の作品を収集、調査、研究。下田歌子の資料、女性画家の作品などを展示しています。
女性の文化活動を紹介する展覧会などを多彩な企画を開催。学生、卒業生の作品展等の会場としても利用されています。
◆実践女子大学 香雪記念資料館/東京都 渋谷区 学祖下田歌子の資料、女性画家の作品を展示 駅情報:渋谷駅(東京都) 、表参道駅(東京都) サイト:https://www.jissen.ac.jp/kosetsu/
⑦【東京・練馬区】日本大学芸術学部 芸術資料館
日本大学江古田校舎にある「日本大学芸術学部 芸術資料館」。芸術学部創設以来収集してきた資料の保管、展示、調査・研究を行っています。写真資料(幕末明治期から近・現代の写真)、映画資料(フィルムや撮影機など)、芸術資料(版画、絵画、工芸、彫刻など)、演劇関係資料(歌舞伎衣裳など)を所蔵。
常設展は開催せず、企画展のみを開催。さまざまな作品展示や研究者による日本大学研究員研究発表ポスター展・学部の卒業制作展・大学院の修了制作展などの学生作品の発表展の場としても利用されています。
◆日本大学芸術学部 芸術資料館/東京都 練馬区 写真資料、映画資料、芸術資料、演劇関係資料を所蔵。 駅情報:江古田駅(東京都) サイト:https://www.art.nihon-u.ac.jp/facility/attached/archives/
⑧【東京・港区】慶應義塾大学アート・センター
慶應義塾大学附属の研究センター「慶應義塾大学アート・センター」は、舞踊家・土方巽をはじめ多様な芸術系アーカイブ資料を所蔵。アーカイブに関連する展示や慶應義塾大学所蔵の美術作品の紹介展示、研究所や研究グループの成果発表展示など多様な企画を開催しています。
特定の分野や思想、理論に偏ることなく、総合大学の特徴を生かしてさまざまな学問分野の成果を総合。芸術活動の役割をテーマに、理論研究と実践活動を広く展開している施設です。
◆慶應義塾大学アート・センター/東京都 港区 芸術活動の役割をテーマに、理論研究と実践活動を広く展開 駅情報:田町駅(東京都)、三田駅(東京都)、赤羽橋駅(東京都) サイト:http://www.art-c.keio.ac.jp/
⑨【東京・杉並区】杉並アニメーションミュージアム/東京都 杉並区
「東京工芸大学 杉並アニメーションミュージアム」は、杉並区の施設。世代を超えて、日本のアニメーション全体を学び、体験し、理解しながら楽しめる日本初の施設です。 「日本のアニメの歴史」から「これからのアニメ」までアニメについて広く知ることができます。
また、アニメ制作に触れられるギミックやアフレコ体験を通してアニメが作られる過程に触れられます。参加型展示や新しいアニメ情報を盛り込んだ「企画展」にも注目。いろんな視点からアニメを学べる施設です。
◆杉並アニメーションミュージアム/東京都 杉並区 世代を超えて、日本のアニメーション全体を体系づけて学び、体験し、理解しながら楽しむ日本ではじめての施設 駅情報:荻窪駅(東京都)、西荻窪駅(東京都)、上井草駅(東京都)、石神井公園駅(東京都) サイト:https://sam.or.jp/

東京にある大学が運営する美術館に行こう!
大学が運営する美術館は、所蔵されている作品や資料が豊富です。研究対象を解き明かすため、大学ではいろんな角度からあらゆる可能性を考えて研究を続けています。教育施設という強みを生かした展示も期待できるので、ぜひ大学にある美術館に足を運んでみてくださいね。
美術系の大学に進学を希望する人にとっては、大学の雰囲気を味わうことができます。美術系の進学を考えていない人でも大学ならではの空気感は新鮮だと思います。無料で入館できる美術館、特別展の期間だけ開館している美術館など、各美術館で利用方法が異なるので、公式サイトで事前に確認してくださいね。