子連れ美術館☆ 子どもと美術館に行くときに“気分が上がる”アイテム6選

子どもと美術館巡りをするとき、せっかくなら子どもに美術鑑賞を楽しんでほしい! と思う親心。今回は、美術館に行くときにオススメの“気分が上がる”アイテムをご紹介。ぜひ持ち物リストに加えくださいね~♪

①カメラ:ゲーム機能無しで美術鑑賞に集中!
最近はスマートフォンでも綺麗な写真が撮れるので、カメラがなくても問題ない。という声も聞きますが、子どもにとっては「カメラを持って構える」というポーズもワクワクするポイントです。
個人的には、ゲーム機能が付いた子ども向けのカメラよりも、ゲーム機能がないカメラやリーズナブルなデジカメがオススメです。美術館に来たのにゲームに夢中なのはもったいないですし、美術館によっては光や音に制限がある場合もあります。

わが家では古くなったデジカメを子どもに譲ることにしました~
②虫眼鏡:軽さ重視で美術鑑賞の邪魔をしない
「虫眼鏡で観察する」という行動も子どものワクワクを高めてくれます。美術作品に近づきすぎるのはNGなので、使い方に気をつけながら細部を観察してくださいね。子どもは美術作品を吟味したり堪能したりせず、すぐに次の美術作品に目移りしがちです。虫眼鏡があると細部まで観察するきっかけになります。
虫眼鏡は、安価なもので大丈夫。子どもが持ちやすいように軽い虫眼鏡を選ぶと使いやすいです。レンズが小さいと見える範囲が狭くて使いにくいかもしれませんが、大きいレンズの虫眼鏡はポケットにしまいづらい。折りたたみできる虫眼鏡などいろんなタイプから使いやすい虫眼鏡を探してくださいね。
③双眼鏡:低倍率なら美術作品にピントを合わせやすい
双眼鏡があれば冒険気分が高まり、子どものテンションがUP! 混雑していて美術作品に近づけないとき、背の高い展示品や大きな作品の細部を見たいときに役立ちます。混雑しているとき、解説パネルが遠いと字が読みづらいですが、双眼鏡があれば乗り切れます♪
双眼鏡を選ぶときは、低倍率の商品が◎。野鳥観察やコンサートなど遠い距離を見るなら高倍率の双眼鏡が良いですが、美術館で使うなら低倍率(3倍程度)で十分です。
高倍率の双眼鏡はピントを合わせるのが少し面倒なので、「美術館でパッと取り出して使う」という場面では不便に感じそう。低倍率の双眼鏡は子どもでもピントが合わせやすいよ♪ 耐久性は劣りますが、紙製も使いやすいです。軽くて薄いので荷物を減らしたい方にオススメです。

私たちは、折りたたみ式の双眼鏡を選びました。
開閉時に少し力が必要ですが、ポケットにおさまるサイズ感が便利!
④スケッチブック:美術作品と向き合い観察眼を養う
筆記用具の持ち込みがOKな美術館、混雑していない時間帯、そんな環境に恵まれたら美術作品をスケッチするのも楽しい。「1番のお気に入りを描こう!」と提案すると、子どもは自分にとっての1番を探し始めます。さらに自分で描く作業を通して、観察眼が養えます。

美術館では筆記具に制限がある場合があります。鉛筆なら使える美術館は多いので、鉛筆を持参しましょう。消しカスを落とすのはNGなのでご注意を。消しゴムではなく練り消しのほうが消しカスが少なく済みますが、使える筆記具などは美術館のルールを確認してくださいね。
⑤A4クリアファイル:美術館でもたった資料を持ち帰ろう
美術館によっては、美術鑑賞を楽しむためのワークシートが配布されたり、資料を頂けたりします。A4サイズのクリアファイルがあれば、折らずに持ち帰られて便利。ほかの企画展の案内チラシなども収納できます。
A4サイズが大きくて鞄に入らない……という場合は、小さいサイズでもいいのでファイルがあると便利です。チケットを綺麗な状態で保存できると思い出に残せます。美術館によっては子どもだけ小さなステッカーなどをプレゼントしてくれることもありますよ♪
⑥記録用ノート:美術館レポートを書いて学びに繋げる
純粋に美術館での時間を楽しんでほしいと思っていますが、せっかくなら学びに繋げたいという気持ちもあります。わが家では、美術館に行ったら記録用ノートに美術館レポートを描いています。行ったすぐあとに書けなかったら、後日に書いてもOK。親子でそれぞれ1冊ずつ自分のノートに自由に書いています。
難しいルールはなく、当日頂いた資料やチケットをコラージュしたり、イラストを描いたり。感想を交えつつ楽しく続けています。美術館にいる時間は情報が多すぎて、頭の整理整頓が追いつきませんが、美術館レポートを描くことで考えがまとまります。
記録用ノートを持ち歩くと、美術館にスタンプがあったらその場でノートに押すことができるし、美術鑑賞のあとのカフェタイムに新鮮な想いをノートに書けるというメリットがあります。美術館や博物館用のノートが販売されていますが、シンプルなノートでも使えます。

わが家は「つばめノート」の表紙に惹かれて愛用しています。

美術館のルールを守って美術鑑賞を楽しもう!
美術館によってはルールが異なります。静かな環境を大切にしている美術館では、カメラのシャッター音がNGの場合も。そのときはシャッター音がしない静音撮影アプリが必須の美術館もありました。美術館のルールを確認して子どもと美術鑑賞をお楽しみくださいね。
今回紹介したアイテムも使い方を間違えたら、美術館や周囲の方に迷惑がかかります。子どもと使用のルールを確認してアイテムを活用しましょう♪ 子どもにとってワクワクは大切ですが、美術館内は走ったり騒いだりしないようにご注意くださいね。
