\美術館を満喫/ 子連れで美術鑑賞を楽しむためのイヤホンガイド(音声ガイド)活用法
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美術館は展示作品の解説パネルが用意するほか、イヤホンガイド(音声ガイド)に力を入れている場合があります。有名人をナレーターに起用したり、没入感を感じる演出にしたり、美術館賞をさらに楽しむコンテンツが盛り込まれています。

今回は、美術館でイヤホンガイドを楽しく使うための心構えや活用法をお伝えします。イヤホンガイドがなくても美術館賞は十分楽しめますが、いろんな視点で作品を考えたい、理解を深めたい人にはイヤホンガイドはオススメです!
美術館のイヤホンガイドは“絶対”ではない
美術作品への感じ方は人それぞれです。イヤホンガイド(音声ガイド)を聞くと美術への理解が深まりますし、美術専門家の考えを知ることができます。解説パネルを読むのが苦手な人にも便利です。
でも、自分の考えとイヤホンガイドの内容が異なったとしても、自分の考えや感性を否定する必要はありません。世の中にはいろんな考えがあり、自分の考えもその1つ。
イヤホンガイドと比べて間違っているからって、子どもの感性を否定するのは寂しい……。参考程度でイヤホンガイドを楽しみましょう♪
美術作品を見た後に聞くというスタイルも◎
美術作品を見る前にイヤホンガイドを聞いてしまうと、まっさらな気持ちで美術鑑賞ができない。イヤホンガイドで説明を聞いたため、先入観なしに作品を受け止められなくなる。
そんな方は、イヤホンガイドを聞いてから美術作品を観るのではなく、美術作品を観て自分なりに感じてからイヤホンガイドを聞くというスタイルもありますよ♪
イヤホンガイドは繰り返し聞いてOK
イヤホンガイドは、自分で聞く項目を選んで聞くタイプが多い。美術館の順路と違い、先回りしたり戻って再生したりできますし、気になる項目は繰り返し聞くことができます。一度で聞き取るのが難しい子どもにもイヤホンガイドはピッタリです。
学芸員さんによる解説ツアーなどの対面式のイベントとは違い、途中でストップすることができるのもイヤホンガイドのメリットです。美術鑑賞しながら自分のペースで楽しみましょう!
イヤホンガイドの内容が子ども向けでないことも
子どもにとってはイヤホンガイドの内容に難しく感じることがあります。子ども向けの展示ならイヤホンガイドの満足度が高いですが、専門用語が多くて落ち着いた口調のイヤホンガイドの場合は、子どもが退屈してしまうかもしれません。
心配なら美術館のスタッフさんに対象年齢を相談してくださいね。ヘッドホンのサイズによっては小さな子どもが使うのは難しいかも。
スマホ型の場合、音声だけでなく映像を観ることができることも。映像があると子どもは理解しやすいですが、音声は日本語で映像は英語(日本語字幕付き)のだったときは字幕を読む必要があるため、難易度が高くなります。また、貸出されたイヤホンガイドは返却するのを忘れないでくださいね。
自身のスマートフォンを使う場合は充電しておく
イヤホンガイドのスタイルが多様化しています。イヤホンガイドの端末を借りるタイプと、自身のスマートフォンにダウンロードして聞くタイプなどいろいろあります。
Webサイトで事前に確認して、スマートフォンが必要な場合は充電しておきましょう。イヤホンガイドの利用、写真の撮影などバッテリーが心配な人は、モバイルバッテリーを持参すると安心です。

イヤホンガイドに頼りすぎない美術鑑賞を
イヤホンガイドは美術鑑賞に役立つアイテムですが、必須ではありませんし、絶対的存在ではありません。美術鑑賞を楽しむひとつの手段として活用してくださいね。
イヤホンガイドをしていると、一緒に来ている人とのコミュニケーションが難しくなります。私が親子で美術館に行ったときも、子どもがイヤホンガイドに夢中で親子の会話は激減。美術館は騒ぐ場所ではありませんが、ふとしたときに感想を共有できないのは少し寂しかったです。
また、イヤホンガイドで美術の世界に浸りすぎて周囲が見えなくなることもあります。イヤホンガイドを使うときは、一緒に行く人、周囲の人と心地よく過ごす工夫も必要だと感じました。イヤホンガイドを上手く活用して美術館賞を楽しんでくださいね。
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