設備よりも大切!? 子どもと美術館に行くときの5つの注意点

子どもと美術館に行くとなると、トイレや授乳室などの設備面を気にする方は多いと思います。でも、もっとほかに気をつけるべき注意点があります。ぜひ、子どもと美術館に行く前にお読みくださいね♪
①美術館が「子ども歓迎」かどうか

最近の美術館は、ユニバーサルデザインが取り入れられているので、子ども連れでも過ごしやすい美術館がほとんどです。なので、設備面は過剰に心配しなくても大丈夫かな。でも、美術館自体が「子ども歓迎」「赤ちゃん歓迎」しているのか、美術館のWebサイトでチェックしたほうが良いです。
美術館には展示している作品を守るために、学芸員さんやスタッフさんがいらっしゃいます。作品に触れようとしたら「触らないでください」と注意されるので、好奇心旺盛な子どもにとってはストレスになるかも……。
東京にある「東京おもちゃ美術館」のように、木のおもちゃに触れられる体験型の美術館なら、小さな子どもも伸び伸び過ごせます。子ども向け美術館じゃない場合は、大人のお客様も多いのでマナーを守りながら楽しみましょう!
②展示テーマがアニメでも“子ども向け”とは限らない

特別展の内容がアニメ、キャラクターだと、子ども向け企画と思われがち。でも、しっかり概要をチェックすると、じっくり観るタイプの内容で子どもには難しい場合も。小さな子どもだと、体験要素がないと退屈になります。展示の解説を読まないと理解できないような内容だと疲れちゃうんです。
でも、周囲の大人が説明して理解できるくらい、言葉が分かってきたら楽しい♪ 子どもに合わせた楽しみ方を見つけてくださいね。予習ができるなら、事前に同じ題材の絵本などに触れておくと理解度UPです。
③飲食NG、ペンの使用NGなど美術館のルールを守る

作品を汚さないため、飲食やペンの使用がNGの施設もあります。ペンはNGだけど鉛筆ならOKという場合もあるので、メモをとりたいときは鉛筆を持参すると便利です。そのほか、写真はOKだけど動画はNG、傘の持ち込みNGなど美術館のルールを守りましょう。
子どもはお腹が空くとご機嫌斜めになりがちなので、美術鑑賞が始まる前に小腹を満たしておくと安心です。子どもはリュックが作品にぶつかる可能性があるので、荷物の管理もご注意くださいね。当たり前のことですが、美術館のスタッフは作品を守るために、大人も子どもも関係なく対応します。
④予約必須の美術館も。入場方法を確認

コロナ禍の影響か、オンライン事前予約が必要な美術館が増えている気がします。人気の企画の場合は、予約ができなくて苦労することも……。気になる展示は早めにチェック! 子どもとの外出は、イレギュラーが起きやすく時間の調整が難しいので、事前予約が苦しく感じるかもしれません。
でも、予約をすると待たずに入場できるというメリットもあります。待ち時間、子どもからの「まだ~?」は耳が痛いので、待ち時間なしで入れるとうれしい。面倒かもしれませんが、事前予約もお試しくださいね。そのほか、展示だけでなくワークショップを開催している場合は、ワークショップの参加方法も要チェックです。
⑤空いている時間帯を狙って美術鑑賞

背が低い子どもは、遠くから作品が見えません。近くで鑑賞するためにも、空いている時間帯を狙うのがおすすめ。土日や平日の昼過ぎくらいから混雑する傾向があるので、日程調整できる方は混雑する時間を避けてゆっくり美術館を楽しんでくださいね。
企画展が開始する日は、限定グッズを求めて美術館に人が集まることもあります。お目当てのグッズがない場合は、少し落ち着いた頃に美術館に行くと〇。でも、企画の最終日が近づいてくるとグッズが売り切れていてガッカリするかも。ミュージアムショップでの買い物を楽しみにしている人は、早めに美術館に行きましょう!
託児サービス付きの美術館もあります

子どもが2人以上いる場合、下の子がいると美術鑑賞が難しい。ママだって一人でじっくり鑑賞したい。そんなときのために、託児サービス付きの美術館があります。まだ少ないのですが、上手く活用しながら美術鑑賞できたらいいなと思います。
美術館としては子育て世帯も楽しんでほしいけど、作品を守るためにルールを作っています。それに、静かに鑑賞したいお客様もいるので、子どもにとって窮屈に感じるかもしれません。企画内容をよく確認して、子どもが楽しめるのか、自分も楽しめるのか考えてくださいね。楽しいアートな時間を過ごしてくださいね☆